聖書朗読:ルカによる福音書15:1〜10
昨日の土曜学校では、モンテッソーリ教育の教具を使って、良い羊飼いと見失った羊の例え話を紹介しました。
「イエス様は、良い羊飼いです。貧しいけれども、心がとてもきれいな人です。」
「良い羊飼いは、たくさんの羊を飼っています。いつもは安全な柵の中で飼っていますが、美味しい草や、美味しい水のあるところに羊たちを連れていきます」
「美味しい草や、美味しい水があるところに連れて行く時、1匹、1匹の名前を呼んで外に出します。」
「良い羊飼いは、羊をとても大切にして、愛しているので、羊がたくさんいても、ちゃんと1匹、1匹の名前をよく覚えています。」
「羊は、良い羊飼いの声を知っているので、呼ばれたら柵から出てきます。」
「全部の羊が柵から出ると、良い羊飼いは先頭に立って案内します。」
「途中で、危ないオオカミが出てきたら、良い羊飼いは、命懸けで羊たちを守ります。」
「良い羊飼いは、羊を守るために命を捨てます」
「美味しい草のあるところに来ました。羊たちはもぐもぐたくさん草を食べます。」
「十分食べたら、今度は美味しい水のあるところに連れていきます」
「美味しい水のあるところに来ました。羊たちはごくごく美味しい水をたくさん飲みました。」
「ところが、1匹の羊が、美味しい水のところに残ってしまいました」(1匹の羊を、群れから離します)
「美味しい草も食べて、美味しい水も飲んだので羊たちは元の柵のところに帰ります」
「よい、羊飼いは、柵に入るときに、1匹、1匹の名前を呼びます」
「あれ! 1匹いない! 探しに行かなきゃ!」
「良い羊飼いは、柵の中に99匹を入れて、迷子の1匹を探しにいきます」
「どこだろう? どこだろう?」「そうだ、美味しい水のところだ!」
「良い羊飼いは、美味しい水のあるところまで、全力疾走です。もし、狼に見つかったら大変だからです」
「走って、走って・・・いた! 良い羊飼いは大喜び!」
「お前はどうして勝手なことしたんだ!」と鞭で叩くことはしません。 肩に抱えて大喜びで帰ります。
「柵の中にいた羊たちも、1匹が帰ってきて大喜び!」
昨日の、土曜学校では、そのようにお話しするつもりでした。
ところが、私が群れから離した、迷子役の1匹の羊を、
「この1匹かわいそう!」と小学1年生の女の子が脇から手を出して、勝手に柵の中に入れてしまいました。
女の子も、良い羊飼いの心と同じでした。
「1匹だから仕方ない」という子はいませんでした。「みんなと一緒になれてよかった!」という気持ちでした。
私たちも、教会学校の子供たちと同じ、良い羊飼いの心で1週間を過ごしましょう。
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