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年間第24主日 良い羊飼い

聖書朗読:ルカによる福音書15:1〜10

 

昨日の土曜学校では、モンテッソーリ教育の教具を使って、良い羊飼いと見失った羊の例え話を紹介しました。


2022年9月11日 年間第24主日ミサ 入堂する柴田神父

「イエス様は、良い羊飼いです。貧しいけれども、心がとてもきれいな人です。」

「良い羊飼いは、たくさんの羊を飼っています。いつもは安全な柵の中で飼っていますが、美味しい草や、美味しい水のあるところに羊たちを連れていきます」

「美味しい草や、美味しい水があるところに連れて行く時、1匹、1匹の名前を呼んで外に出します。」

「良い羊飼いは、羊をとても大切にして、愛しているので、羊がたくさんいても、ちゃんと1匹、1匹の名前をよく覚えています。」

「羊は、良い羊飼いの声を知っているので、呼ばれたら柵から出てきます。」

「全部の羊が柵から出ると、良い羊飼いは先頭に立って案内します。」

「途中で、危ないオオカミが出てきたら、良い羊飼いは、命懸けで羊たちを守ります。」

「良い羊飼いは、羊を守るために命を捨てます」

「美味しい草のあるところに来ました。羊たちはもぐもぐたくさん草を食べます。」

「十分食べたら、今度は美味しい水のあるところに連れていきます」

「美味しい水のあるところに来ました。羊たちはごくごく美味しい水をたくさん飲みました。」

主聖堂ステンドグラス「野の花と道」

「ところが、1匹の羊が、美味しい水のところに残ってしまいました」(1匹の羊を、群れから離します)

「美味しい草も食べて、美味しい水も飲んだので羊たちは元の柵のところに帰ります」

「よい、羊飼いは、柵に入るときに、1匹、1匹の名前を呼びます」

「あれ! 1匹いない!  探しに行かなきゃ!」

「良い羊飼いは、柵の中に99匹を入れて、迷子の1匹を探しにいきます」

「どこだろう? どこだろう?」「そうだ、美味しい水のところだ!」

「良い羊飼いは、美味しい水のあるところまで、全力疾走です。もし、狼に見つかったら大変だからです」

「走って、走って・・・いた! 良い羊飼いは大喜び!」 

「お前はどうして勝手なことしたんだ!」と鞭で叩くことはしません。 肩に抱えて大喜びで帰ります。

「柵の中にいた羊たちも、1匹が帰ってきて大喜び!」


昨日の、土曜学校では、そのようにお話しするつもりでした。

ところが、私が群れから離した、迷子役の1匹の羊を、

「この1匹かわいそう!」と小学1年生の女の子が脇から手を出して、勝手に柵の中に入れてしまいました。

女の子も、良い羊飼いの心と同じでした。

「1匹だから仕方ない」という子はいませんでした。「みんなと一緒になれてよかった!」という気持ちでした。

私たちも、教会学校の子供たちと同じ、良い羊飼いの心で1週間を過ごしましょう。


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