top of page

聖心女子学院「イエス様のみこころの祝日」

今日は、聖心女子学院が大切にしている「イエス様のみこころの祝日」のミサです。

イエス様のみ心は、心臓でイエス様の愛を表しています。

イエス様の愛が溢れ出ていることをお祝いするミサです。

今日はそのことを神父さんの趣味と繋げてお話しします。


神父さんの趣味・献血

柴田神父さんの趣味の1つ目は献血です。

2週間に一回、1年間で24回献血しています。「すごいでしょう!」


日本で最初に献血が始まったのは、学校から800メートルくらい離れた広尾です。広尾に日本赤十字医療センターがあるの知ってますか?その近くの献血が始まった場所もあります。


献血、みんなはまだしたことがないけど、太い針を刺します。インフルエンザの時より、太い針です。下手な看護師さんが刺すと「痛い!」時もあります。みんなは注射、好きじゃないと思うけど、神父さんは献血が好きです。太い針を刺すときは痛いけど、誰かを助ける痛さだからです。病気や怪我で困っている人、すぐに輸血が必要な人を助けられる、と思うから献血が好きです。

献血のイラスト

じゃ、この献血、神父さんが頑張ってるからできるんでしょうか?血はどこから来るでしょうか?

神様からいただいた、体があるからです。神様が、心臓を動かしてくださり、血が流れているから献血ができます。自分の体を使って困っている人を助ける、それも神様からいただいた体を使って、お手伝いをします。だから嬉しくなります。

ただ、献血をした後は、ちょっとだるくなります。でも、誰かを助けるために自分が今弱くなっただけ。また、2週間したら献血できるように、しっかり食べてよう!そう思えるから元気でいられます。 献血の日は、ハンバーグとか唐揚げは食べられないけど、我慢します。良い血を献血したくて頑張ります。


もうひとつの趣味・カブトムシ

二つ目のお話、神父さんのもう1つの趣味はカブトムシです。

四ッ谷の地下で200匹、幼虫を飼ってましたが、今はさなぎになってます。

「カブトムシ育てた人いますか?」

お米くらいの小さな卵が、幼虫になって、飼育マットを食べてどんどん大きくなります。大きな立派な成虫になるには土をよく替える必要があります。秋は3週間に一回、糞を捨てて新しい土を入れます。それが3時間くらいかかります。6月にさなぎになって、7月に成虫になります。

詳しくは、柴田神父の動画チャンネル、カブトムシ編を見てください。とっても面白いです。神父さんがカマキリになって「昆虫すごいぜ!」をして頑張ってます。


神父さんがカブトムシを育て始めたのは東日本大震災があった2011年から。地震と津波があった東北のお友達を助けるために始めました。

それから13世代目、今は難民のお友だちのために育てています。難民というのは、戦争などで生まれた国が危なくなって、別の国に逃げている人のことです。

夏、成虫になったカブトムシをオスメスつがいにして教会の子供たちに分けます。いただいた募金を日本に来られた難民のために使っています。


2023年のカブトムシ

今日は、オス、メス6匹ずつカブトムシを連れてきました。そのカブトムシ、実は神父さんが育てたカブトムシだけではありません。小学1年生の桜子ちゃんが育てたカブトムシです。神父さんが育てているのは、地下だから、温度が低くて、まださなぎ。今日には間に合いませんでした。それを聞いた、桜子ちゃんが、「私のをどうぞ!」と言ってくれました。桜子ちゃんが育てたカブトムシは、去年、神父さんが分けたカブトムシです。桜子ちゃんが一年、大事に大事に育てました。


桜子ちゃん「どのカブトムシを聖心のお友達にあげようか?」選んでいるときに涙が出てきました。 どのカブトムシも一年かけて大事に育ててきました。だから、やっぱりいなくなると寂しい。聖心のお友達に喜んでもらいたい、でもやっぱり寂しい。喜びと寂しさが、入り混じりました。

カブトムシは、桜子ちゃんのお母さんが、聖心まで連れてきてくれました。桜子ちゃんに「ちゃんと聖心のお友達に届けたよ」とお母さんが伝えてくれるでしょう。

桜子ちゃんは、虫を育てること、お友達に分けてあげること、寂しくなるけど喜んでもらえることをお勉強しました。


今日は、献血とカブトムシのお話をしました。

イエス様のみ心をどうやったら、叶えられるだろう? 神父さんは神様からいただいた体を使って献血しています。桜子ちゃんは虫を育てて、聖心のお友達に分けて、嬉しさと寂しさを感じてます。


みんなはこれからプラクティスをします。みんなを愛してくださるイエス様にありがとうの気持ちでお返しをするプラクティスです。献血やカブトムシみたいに、人に喜んでもらう。そんな心が育つように頑張りましょう。


【参考】カブトムシ難民支援の支援先:認定NPO法人 難民支援協会




閲覧数:106回0件のコメント

最新記事

すべて表示

聖金曜日

bottom of page