今日は、神様からどんな声を聞くか? のお話です。
みんなは赤ちゃんの時から「よし、よし。いい子、いい子。」と言ってもらいました。今も言ってもらってるかな? 「よし、よし。いい子、いい子。」「あなたは大事な子よ」とお父さん、お母さん、そして神様からも言ってます。
洗礼を受ける大人のイエスさまも「あなたは、わたしの愛する子」って神様から言ってもらってます。みんなも、イエスさまも、神様から愛されて、安心して、大きくなれます。
「あなたは、わたしの愛する子」の後、神様はイエスさまに「あなたは、わたしに適う者」って言ってます。「適う」というのは「ピッタリ、おんなじ」ということです。神様の願いとイエスさまの願いが「ぴったり、おんなじ」ということです。
この「適う」という言葉。神父さんが大学生の時に初めてイグナチオ教会に来た時にも聞きました。「あなたの願い事がかなうといいわね」って言ってもらいました。その時の神父さんは、テニスの選手になりたかったけど、うまくいかなくて、がっかりしていました。坊主頭で、ガリガリにやせていました。しょんぼりしている神父さんを見た人が心配して「あなたの願い事がかなうといいわね」と言ってくれました。
しょんぼりしていた神父さんは、自分の願い事がなんなのかわからなかったけど、神様から大事にされていることがわかりました。そして「自分の願い事がなんなのか?」探し始めました。
大学を卒業してからお家を建てるお仕事をしました。12年間で120件くらいのお家を建ててもらいました。お休みの日には、車椅子の人にお風呂を楽しんでもらうお手伝もしました。
お家を建てるお仕事をずっとするつもりでいたら、「あなたの仕事は他にある」っていう声を聞きました。この時は、誰かが言ってくれたんじゃなくて「聖霊」が教えてくれました。「他の仕事ってなんだろう?」と探しているうちに「神父さん」が思い浮かびました。「イエスさまのように、困っている人を助けたい。そのために、お家を建てるお仕事はやめよう」と思いました。
イエスさまは、洗礼を受けるまで大工さんでした。でも「困っている人を助けたい。」と思うようになりました。その気持ちは神様の願い事とピッタリ一緒でした。
「あなたはわたしの心に適う者」というのは、「自分のことよりも困っている人のことが大事」と思うことです。
イエスさまは洗礼を受けるとき、神様から「あなたは、わたしの愛する子」「よし、よし。いい子、いい子。」って言ってもらいました。それと、神様の願い事と自分の願い事がぴったり一緒だったことがわかりました。
2022年が始まりました。みんなワクワクしてると思います。神様から、大事にされてること。神様のために何かしたい。2つのことを大事にして新しい年を始めましょう。
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