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復活節第4主日

  • shibatakiyoshisj
  • 11 分前
  • 読了時間: 3分

神様の心 なかなかわからない。

今日は、神様の心を教えてくれる、あるお姉さんと弟くんのお話。


2025年5月11日 復活節第4主日 子どもとともにささげるミサ

お姉ちゃんが通ってる学校に弟くんも行きたい。


でも、弟くんは勉強 あまり好きじゃない。お姉さんはずっと「がんばれ! がんばれ!」と心の中で応援していました。試験が近づいて、毎日「合格できますように!」とお祈りしました。

先生、お友だちにも「弟が合格できますように」お祈りしてほしい、とお願いしました。「弟くんは試験に合格しました」。お姉さんはうれしくて涙が出ました。

それから入学式まで、弟と学校に行ける日がとっても楽しみでした。


ところが・・・毎日、一緒に学校に行くと、大変でした。 電車に乗るとすぐに寝るし、すぐにふざけるし、注意すると文句を言うし、一緒は楽しいと思っていたのに全然違いました。 お母さんは「弟、よろしくね」と毎日言います。 

私は、大きなため息つきながら「しっかり頑張んなきゃ」と思います。

弟は、大きな赤ちゃんみたい。本当に手がかかって大変。


質問

弟くんは、お姉さんが「合格できるように」とお祈りしてくれたことわかってるかな?電車の中でも、寝てたら起こしたり、周りの人に迷惑かけないように、注意してるのわかってるかな?

あんまりわかってないみたいだね。


お姉さんの気持ちの続きです。

でも、私は弟が世界一かっこよくて、かわいいと思っています。 キレイな花を見つけたり、虹を見つけると「見て、見て、きれい!」と教えてくれます。

弟とお母さんとお買い物行くと、私が好きなお菓子を買ってきてくれます。 面白いこと言って笑わせてくれます。私のことを頼ってくれます。泣いていたら慰めてくれます。 私のたった一人の弟。ずっとずっと兄弟でいられるので、これからもよろしくね。大好きだよ。


お姉さんは、弟がわかってくれてないな、と思っても、「かっこよくてかわいい」「一人だけの弟」「大好き」と思ってる。

「たった一人の弟」と思って大事にしてます。 神様の心と同じ。 神様はみんなここと「たった一人」と思って大事にしてくれます。

2025年5月11日 復活節第4主日 子どもとともにささげるミサ

次は、弟くんのお姉さんへの気持ち。

ぼくのお姉ちゃんは、今日やさしかったり、明日やさしくなかったりします。 転んだら、ばんそうこうを貼ってくれたり、学校に行くときには手をつないで一緒に行ってくれます。ぼくが電車でねてしまうと、おこしてつれて帰ってくれてかっこいいです。ご用意が遅い時も待ってくれます。

やさしくないところは、おこっている時、けんかをしている時、ママみたいに「早くしなさい。いい加減にしなさい」と言うところです。

やさしくない時もあるけど、お姉ちゃんがぼくのお姉ちゃんでよかったです。いつもありがとう。


質問

弟くんにも神様の心があったかな?

文句があっても、お姉ちゃんかっこいい。お姉ちゃんが僕のお姉ちゃんでよかったです。 「いつもありがとう」

「いつもありがとう」と思えること。神様がみんなに思って欲しいこと。「いつもありがとう」の心。


今日は「いつもありがとう」の気持ちを誰に届ける日ですか? 今日は「母の日」 みんなからの「ありがとう」は 神様からお母さんへの心だね。

「朝、起こしてくれてありがとう」「お弁当作ってくれてありがとう」「宿題一緒にしてくれてありがとう」

たくさんの「ありがとう」の気持ちをお母さんに届けましょう。 いつも共にいてくださる、お母さんに感謝して、ミサを続けましょう。



ヨハネによる福音 10:27〜30

2025年5月11日 復活節第4主日 子どもとともにささげるミサ

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