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主の洗礼

福音朗読:ルカによる福音3:15〜16、21〜22


 

古代の洗礼方式を知り死から新しい命へ移る洗礼


今日は、「シンデレラが洗礼を受けたい」と教会に来ています。

シンデレラのお友達のあおいちゃんにも来てもらっています。

どうして洗礼を受けたいのか? 聞いてみましょう。


2025年1月12日 主の洗礼・子どもとともにささげるミサ

シンデレラは、意地悪な人にこき使われて、つらいことがあってもあきらめないで明るい夢を見ていました。美しいドレスを着てかぼちゃの馬車に乗って舞踏会に出て、魔法が解けた後も奇跡を起こすんだったね。


ただ、シンデレラは、みなさんの前に 恥ずかしいから、あおいちゃんに間に入ってもらいましょう。


「シンデレラは、どうしてせんれいうけたいの?」

「わたしは、いじめられたり、つらいこともあったけど、自分のことより、せんそうやおびょうきの人がいるから、みんながしあわせになってほしいの。だからせんれいをうけたいの」


ここから、タイムスリップします。今は、古代教会、昔の教会。

シンデレラは、昔の方法で洗礼を受けます。

2025年1月12日 主の洗礼・子どもとともにささげるミサ 古代教会の洗礼式の説明

「額に水を流すんじゃなく、体全部水の中に入っていました。(ちょっと洗礼槽が小さいけど)」

洗礼槽は、キリストのお墓とみなされて、キリストと共に死んで葬られ、そこから共に復活するシンボルでした。

今日は顔だけですが・・・


「1回目、いくよ。ぶくぶくぶく・・・」「ああ、息ができないよ」

「はい、顔あげて、息吸って」

「2回目、いくよ。ぶくぶくぶく・・・」「ああ、息ができないよ」

「はい、顔をあげて、息を吸って」

「最後、3回目」 「ああ、息ができない。死んでしまうかも?」


シンデレラが顔を上げて息を吸うとすると「シンデレラ、あなたはわたしの愛する子」という声が、聞こえました。

「シンデレラ おめでとう!」


「自分のことより、戦争や病気で苦しんでいる人、みんなが幸せになって欲しい」シンデレラの願いを神様が祝福してくださいました。


洗礼はギリシア語でバプテスマ。「洗い」ではなく「浸し沈める」こと。水の中に体ごと入って頭まで沈めることを意味する。「水に浸されて」(苦しい体験を経て)キリストの死を体験し、復活して、新しい神の子として生まれることです。


シンデレラの他にも「こんな自分になりたい」と思って洗礼を受けています。

ある女の子の、「こんな自分になりたい」と願って洗礼を受けました。


せんれいをうけて いままでよりも かみさまのそばでやくだたせてください。 心を込めて楽器を演奏するから 人の心をうごかせるようにしてください かみさまがおこなわれることを わたしにもてつだわせてください。 せかいがへいわになって みんながあん心してくらせるようにみまもってください かみさまがよろこぶことをするようになりますように。

教会学校のみんなも、大人の皆さんも「新しい自分」「なりたい自分」と願って洗礼を受けました。

その時のことを思い起こしましょう。

「主の洗礼」は「新しい自分になりたい」、という思いを強くするお祝いの日です。

新しい一年、なりたい自分に変わっていけるよう頑張りましょう。神様が応援してくださいますように。アーメン




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